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ビッグニュースというものは唐突に訪れるものですね。
また都立庭園に行ってきたとか、帰り道に八百屋の押し売りに遭ったとか色々書こうと思っていたのですが、全て吹き飛びました。


KC→TB
Wil Myers
Jake Odorizzi
Mike Montgomery
Patrick Leonard

TB→KC
James Shields
Wade Davis
PTBNL or 金銭


トレードです。
KCはトッププロスペクト4名を放出して、MLB有数のワークホースShieldsと、今季先発から中継ぎに転向して大きく成績を上げたDavisを獲得しました。

放出したプロスペクト4人は、こちらを見て頂ければ、既にTBのプロスペクトランク1位、2位、7位、20位に入っていることからも分かるように、KCとしてはこれ以上ないパッケージと言って良いでしょう。

特にMyersはMLB全体でも屈指の外野手の有望株で、まだ21歳ながら今年大きく長打力を伸ばしたことで一気に評価を上げました。
KCの外野陣はかなり豊富に揃っていることもあり、早い内からトレードが噂されていましたが、本塁打の控えめなKC打線を考えると保持しておいて欲しかったというのが本音です。

OdorizziとMontgomeryは共に近い将来の先発として期待されている選手ですが、既に今オフにErvin Santanaを獲得し、GuthrieやChenとも再契約を結んだとあって必要性がやや薄れた感はありました。
特にMontgomeryはここ数年伸び悩みが続いていることもあり、一度環境を変えた方が良い結果が出るかもしれませんね。
今年MLBデビューしたOdorizziは、昇格の度に成績を落とすパターンが続いていますが、まだ21歳と若く、上手く適応して来期にでも先発陣に割り込んでくるのではと思っていたので少々残念です。
先発の層の厚いTBでは、じっくりAAAで準備することになりそうですが……。

Leonardは主に三塁を守る内野手です。
正直よく知らないのであまり書くこともありませんが、まあ三塁手には少なくともあと5年はMoustakasが座っていそうなので余剰人員になるという見方でしょうか。


獲得した二人を見ていきましょう。

先にDavisの方から。
彼は昨年まで先発をやっていましたが、もう一つ上手くいかず(とは言ってもKCなら2~3番手になれたでしょう)今年からリリーフに転向すると、奪三振率が大きく向上して支配的な投球を見せるようになった投手です。
怪我明けのSoriaとの再契約に失敗したので、後ろに厚みを増しておくのかと思ったのですが、先発に再転向させるプランもあるようです。
2017年まで契約が残っているので、先発として成功できるならその方が良いかも知れませんね。
中継ぎは防御率だけを見れば今年もかなり良い成績を残しているので。

Shieldsは言わずと知れた右のエース格ですね。
本トレードの目玉です。
昨年11完投4完封という近年の野球においては珍しいイニングイーターぶりを発揮し、その前年の不調を嘘のように蹴散らした姿は記憶に新しいことでしょう。
5年連続33先発、6年連続200イニング以上という凄まじい量の仕事を高いレベルでこなしてくれる選手で、今のKCのニーズには完全に合致しているといえます。

注目すべきは契約が2014年までであること(14年は球団オプション)。
大出血に見合う選手ではあるものの、残りの2年の契約にこれだけの若手を放出した言うことは、KCGMのMooreは来季若しくは再来季に勝負を賭けるつもりなのでしょう。
まだ早い、と思ってしまうのは下位に沈んでいることに慣れてしまった所為でしょうか。

今のAL中地区には飛び抜けたチームはいません。
従って上手く歯車が噛み合えば、KCでも優勝を狙える可能性が生まれてきます。
Mooreがその照準を既に来季に定めたというならば、私Alhenaも覚悟を決めて応援することにします。

雌伏の時に終わりを告げ、Dynastyに向けた捲土重来を迎える鐘を打ち鳴らしましょう。
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皆さん今日は、Alhenaです。

大学の学園祭のお蔭で、全く参加する気の無い私には5連休が訪れました。
なので半日掛けて都立庭園を幾つか廻ってみたのですが、紅葉の見頃にはあと一歩早いという感じでしたね。
また暇を見つけて行ってみようと思います。

因みに都立庭園では毎年”紅葉めぐりスタンプラリー”というものを催しているのですが、この期間が10月20日から12月9日まで。
紅葉の場合時期を逃すと枯れ木ばかりになってしまうのは分かりますが、それにしても始まりが早いような・・・・・・。



最近、高校生の頃が生物として一番優れていたのではないか、と思うことが増えてきました。
大学に入ってから全く運動しなくなったので身体機能に関しては言うまでもありませんが、頭脳の面でも精神的な面でも創造力や活力に溢れていたように思います。

大学に行って色々勉強して、その他の場面でも年を経るごとに経験や知識は蓄積されていきますが、それらを生かして、或いはそれらとは全く無関係の事象に対して、未知の何かを求めていく純粋な能力は、生後間もない頃との比較から明らかなように、日々衰えているのでしょう。
新たな物事を発見・吸収する能力も勿論ですが、それ以上に新たな物事に対する指向性、好奇心が希薄になっていきます。

これらの、知識と創造力その他諸々の能力の均衡が、最も高い位置で取れていた時期が、私の場合高校生の頃ではないかと感じます。

例えば、以前幾つか紹介したオリジナルの問題がありますが、あれらの多くは高校の頃に作ったもので、それ以降問題を作っても中々それらに匹敵する問題にはなりません。
或いは、高校時代に将来黒歴史にする予定で書いていたノートの中身が、今見ても色褪せていないだけでなく、寧ろ感心することさえあるほどです。
こちらは単に私の嗜好が当時から成長していないだけかもしれませんが。

逆に高校の頃、今までの人生で最も奮わなかったのは学業ですが、恐らくその頃は知識の集積よりも重要なことが数多くあったのでしょう・・・・・・と言うことにしておきます。
何れにしても、当時の自ら外へ向かう力には、今現在敵わないと言わざるを得ません。
発想力のようなどう鍛えて良いか分からないものは兎も角として、常に色々な物事への興味は強く持っていたいものですね。
紅葉の知らせも徐々に山から麓へ降りてきました。
連休の辺りには良い頃合いになっているかもしれません。

皆さん今日は、4連勝するか?なんて書いたら2連敗して少々凹んだAlhenaです。
余計なことは書くものではありませんね。


野球のシーズンも終わり、様々な賞の受賞者が発表される時期になりました。
KCからその栄誉を享受したのは二人、若き主砲Billy Butlerと万年プロスペクトAlex Gordonです。

ButlerはMLB昇格から6年目にして初のSilver Slugger賞を取りました。
ポジション別の最優秀打者に贈られるもので、日本ではあまり馴染みのない賞かも知れませんが、MLBでは守備部門のGold Gloveと双ぶほどの権威を持っています。
受賞したポジションはもちろんDH、まだ26歳という若さでありながら守備には就かず、見た目にもベテランの貫録十分な彼ですが、これからもKC打線の中心に座っていてもらいたいものです。

一方のGordonは去年に続いてのGold Glove賞を獲得しました。
LFでは他の追随を許さない、MLB全外野手の中でも2位となる補殺数に加え、エラーの少ない堅実さとそこそこ広い守備範囲が評価されたようです。
去年の活躍を見て、今年はSilver Sluggerも狙えるのでは、なんて思いましたが中々そう上手くはいきませんね。
万年プロスペクトの返上は、まだ伸びるという期待を込めてもう少し様子を見ることにしましょう。

因みに補殺数1位はKCのRFを守るFrancoeur。
フィールディングはあまり良いとは言えませんが、今年も変わらぬ強肩を魅せてくれました。
2011年シーズンを通してKC両翼の肩は十分知れ渡った上でのこの数字ですから、それだけ二人の送球が規格外なのでしょう。

なお、GordonはFielding Bible賞も受賞しました。
Gold Gloveと同じく守備の上手い人に贈られるものですが、両リーグから各ポジションに一人ずつ選ばれる点と、セイバーメトリクス的な手法を用いた指標に大きな比重が置かれている点に違いがあります。
まだ歴史の浅い賞ですが、Gold Gloveよりも客観的な視点から選手を評価しており、信頼度はこちらの方が高いかもしれません。
以降どちらの賞でも常連となって欲しいものです。

またFielding Bibleでは、3Bを守るMoustakasも、受賞したBeltreに僅差の次点とかなり高い評価を貰いました。
シーズンを通してMLBに居たのはまだ一年目の彼ですから、いい加減年が気になってくるBeltreに代わって、最も守備の上手い3Bとなる日もそう遠くないでしょう。
打撃成績と共に更なる向上を期待します。
皆さん今日は、Alhenaです。

秋が深まってきましたね。
寒い冬ももう間近かと思うと、大抵のことは快く迎え入れられそうです。


さて、そんな中、アメリカではSan Francisco Giantsが2年ぶりのワールドシリーズ制覇を成し遂げました。
奇しくもNPBにおいても、巨人が日ハムとの日本シリーズにおいて2連勝を飾ったところです。

この両チーム、似ているのはチーム名と日本/ワールドシリーズに出場していることだけではありません。
先ずはここまでの勝ち上がり方を見てみると、巨人はCSファイナルステージで3連敗と崖っぷちに追い込まれてからの3連勝であるのに対し、GiantsはDSでは2連敗からの3連勝、LCSでも1勝3敗からの3連勝と絶体絶命の場面から勝ち上がってきたという共通点があります。
巨人もアドバンテージを含めれば1勝3敗からの3連勝ですね。

また、日本/ワールドシリーズ自体を見てみると、対戦相手はその前のシリーズを全勝で勝ち上がってきている点や、ホームでシリーズを開幕したDH制を取っていないリーグという点でも一致しています。
更に第一戦では打線が爆発しての圧勝、第二戦ではロースコアの完封勝ちという結果まで似通っています。

シーズン中の両チームを見ても、4番キャッチャーが首位打者を獲得しMVPをほぼ確定させていることや、ノーヒッターを達成していることといった要素が挙げられます。

ここまで色々と符合してくると、最後にもう一つおまけが付くかどうかが楽しみですね。
即ち、このまま巨人は4連勝で日本シリーズ優勝を決めるか否か。
次の試合で1試合3HRの選手でも出てくれば、これらの符合は私の勝手な確信に変わるのですが、一体どうなることでしょうか。
皆さん今日は、Alhenaです。

時が経つのは早いものですね。
前回投稿から何時の間にか一月も過ぎて、日米ともに野球のプレーオフの時期になりました。
MLBではディヴィジョンシリーズが全てのカードで5試合目までもつれ、NPBでもCS1stステージがセ・パ共に3戦目まで行わる運びとなり、各地で熱い戦いが繰り広げられています。
最後まで大いに盛り上がってほしいものです。


そんな訳でポストシーズンです。
KCには長らく縁のない言葉ですね。……泣けてきます。
最後に出場したのは、ワールドシリーズを制した1985年。
私の生まれる前のことですね。
当時はまだ2地区制で、ワイルドカードもディヴィジョンシリーズもなかった頃の話ですから、ポストシーズンへの進出には今以上の価値があったことでしょう。

76~85年の10年間で7度地区優勝を果たした西地区屈指の強豪だったKCですが、その後、特に3地区制となった1994年以降では今までに2度しか勝率5割を超えていないという、AL屈指の弱小に落ちぶれてしまいました。
いつの日か、その名に相応しい王朝を再び築いてくれることを祈っています。

因みにKCのポストシーズン通算成績は18勝25敗。
7度も進んでおきながら、シリーズを制したのは85年のCS,WSの2回を除くと1度しかないという勝負弱さです。
今年のCSでのWSHの負け方を見ていると、遥か昔のデータとはいえ気になってしまうところです。
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