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皆さん今日は、Alhenaです。
春休み中は殆ど家に引き籠っているので、昨日久しぶりに外に出ると随分暖かくなったように感じました。
冬の終わりも近そうです。


“敷居が高い”という慣用句があります。
大辞林に拠れば、この意味は“不義理・不面目なことなどがあって、その人の家に行きにくい”とのことで、巷に広がる用法は誤用だと言う話もよく聞きます。

ですが少し待って頂きたいのです。
慣用句とは、一般的な表現が慣用的にそのような意味で使われるようになった、一種の比喩表現です。
“姑息”や“憮然”の誤用のように、元々漢字に意味があり、その組み合わせとして表されている熟語が、まるで別の意味で使われているのとは訳が違います。
ですから、例えば文字通り高い敷居があったとして、それを評して敷居が高いと言うことは、当然誤用には当たらない普通の表現です。

だとすれば、その普通の表現を上記の字義とは違う、何らかの比喩表現として扱うことに何の不都合があるのでしょうか。
仮にこれが認められないのであれば、同じ表現が一つの比喩としてしか機能しないのであれば、小説家の仕事は随分と楽になるにでしょう。
現代国語の試験もずっと分かり易くなるでしょう。

勿論慣用的な意味を知らなくていいと言う訳ではありません。
“敷居が高い”という字面だけを見て、“不義理・不面目”といった事柄が当たり前に想像できるような世の中では無くなっているのですから、慣用表現が慣用表現として成立している時代や人の話を正しく理解する為には必要な知識です。

ですが、だからといってその他の意味を認めないという態度は如何なものでしょうか。
知識をひけらかすようでいて、その実、自らその意味で無ければ理解できないという、読解力が不足しているという宣言をしているようなものだと思うのですが……。
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