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皆さん今日は、Alhenaです。

一昨日のスーパーボウルは、最後まで気の抜けない展開で面白かったですね。
決勝点を挙げたタッチダウンも、下手に時間稼ぎをするようなものにならなくて良かったと思います。
戦略的にどうなのかは兎も角、少なくともその後の試合が盛り上がったのは間違いありません。


その翌日(現地時間では当日?)、2010年のツール・ド・フランスで総合優勝を果たした、現役最強のロードレーサーであるContadorが、その当時のドーピング検査の陽性反応を受けて2年間の出場停止処分が下される見通しとなりました。
決定までに1年半も掛かったのは、検出された薬物の量が極微かだった為に故意に摂取したものかどうかの判断が難しかったからです。
また、一度スペイン自転車連盟が無実としてから、UCI(国際自転車競技連合)がCAS(スポーツ仲裁裁判所)に告訴するという経緯を辿ったことも有ります。

判断を下した最終的な根拠は、"非故意である証拠が無い"ということでした。
日本における"疑わしきは罰せず"の理念に慣れていると、かなり奇妙な判断に思えますが、既に似たような状況で処分を下した前例もあり、処分は陽性反応の出た当時にまで遡って適用されるので、実質的に半年の出場停止とすることでお茶を濁した感があります。

ロードレーサーのドーピング違反の基準は、プロスポーツとして最も厳しいものの一つで、普通に暮らしている一般人を検査すると平気で陽性反応が出るとまで言われています。
それと言うのも過去にドーピングが問題となった事件が頻発した為で、それらの汚染されたイメージを払拭したいと言う願いが根底にあります。


Contadorから検出された薬物(クレンブテロール)の量は、WADA(世界アンチドーピング機関)による閾値の400分の1以下だったそうですが、UCIではこの薬物に対して閾値を設けていません。
つまり、僅かでも検出された場合はUCIに因る処分の対象になる、ということです。

今回の件に関しても、検出された量の薬物が選手のパフォーマンスに影響を与えなかったという点は、UCIも認めています。
最終的な決定を下したCASは、UCIの定めている規定に沿って判決を出したようですが、そもそも微量だからどうこうと議論になるようならば、閾値を設けていない意図が怪しくなってきます。
少なくとも、問答無用でアウトとなるか審議の対象とするかの基準は決めておくべきなのではないでしょうか。


年々ドーピングやマスキングの技術も上がっていく中で、違反者を決定していくのは難しいことですか、今回の一年半かけて二年の出場停止処分を決めるような、釈然としない展開を避けられる体制づくりはして欲しいものです。
同年四月に似たような状況だった李富玉は、処分決定に四カ月しかかかって無いので、トップ選手が関与するこの事例は、体制を見直す為のまたとない好機です。
アンチドーピングの旗頭として、自転車業界がより良い方向に進むことを期待します。
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