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もう暫く前の話ですが、KCのGreinkeがトレードに出てしまいました。
本人がGMに呆れて志願したとのことですので、色々と複雑な思いはありますが、リーグも違いますし新天地での完全復活を願うことにします。


そんな訳で久しぶりにKCの話題を挙げてみたAlhenaです。
恐縮ですがもう少しお付き合いください。


ペイロールの問題上、Greinkeが願わずとも近い内に出されることになるとは思っていたのですが、戦略的な観点で言えば今は売り時ではなかったように思います。
先ほど述べたように本人が志願したので仕方のないことですが、本来なら今年成績を戻した上でフラッグディールで放出したかった所です。
さり気なくBetancourtを抱き合わせている点は良かったと思いますが。

見返りとして得た4人のプロスペクトは、去年のGreinkeの成績を思えば十分な面子でしょうが、問題はその軸となったEscobarとCainの打者としてのタイプです。

今季のKCはリーグ屈指の高打率を誇ったのにも拘らず、出塁率と長打率が低い所為で得点は大して多くない……というより少ない状況でした。
ですので補強すべき打者は四球の選べる選手か長打のある選手の筈です。
ところが二人とも俊足好打の選手で長打は無く、四球もMLBでは精々人並み程度です。
尤もCainはMLBでの打席数が少ないので、マイナーでの成績を見る限り、平均以上に四球を選べる可能性はあります。

また、本トレードの前にMelky Cabreraを獲得したのですが、彼も長打がなく、四球はそこそこ選べるものの打率が低いので出塁率は大して高くない選手です。
このざまでは、Greinkeに愛想を尽かされるのもやむを得ない所でしょう。


更に悪いことに、Greinkeに刺激されたのか、Soriaまでトレードを望むような発言をしているのが気がかりです。
唯でさえ不安な投手陣から柱が二本抜けてしまえば、今季の惨状は想像に難くありません。
POに進めるとは微塵も思っていませんが、来季に希望の見えるシーズンにしてほしいものです。


最後に一言。
皆様ご存知の通り、FAとなっていた松井秀喜はOAKと契約を結びました。
今年は恐らく日本でもOAKの中継が増えるでしょう。

さてOAKと言えば、以前紹介したDeJesusが移籍したチームでもあります。
もし彼を見る機会があれば、贔屓にして頂けたら幸いです。
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