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皆さん今日は、Alhenaです。

本日のKCは初回に6点先制しておきながら、12-6で敗戦するという器用なことをやらかしてくれました。
Sorianoの乱調も何の慰みにもならず……。

なので今日は気分を変えてNPBのことでも書いてみようかなと思います。


そんな訳で今日の本題はセ・リーグの優勝争いについて、中でも中日に注目してみることにします。

大混戦の首位争いの中、漸く一歩抜け出したかに見える中日ですが、消化した試合数が阪神・巨人より5試合以上多い現状は、まだまだ安泰とはいえません。

しかし、そんなことよりももっと重大な問題が中日には存在します。


中日は9月に入ってから9勝1敗1分けという圧倒的な成績を残していますが、日程を見てみるとその内8戦をナゴヤドームで戦っていることが分かります。

それってチームの好調さと本拠地の利が上手く噛み合っただけなのでは?と思われる方も居るかと思いますが、今期に限ってはそうとは言い切れません。

なぜならば、今期中日のナゴヤドームでの戦績が、49勝15敗1分け勝率.766というマーズスタジアムも真っ青なものだからです。

これだけ本拠地で勝っているにも関わらず、未だに貯金が17しかないということは、いかに他の球場で勝てていないかがお分かり頂けるでしょう。
今期敵地の試合では、横浜はおろかパ・リーグの6球団まで含めても、ただの1チームに対しても勝ち越せていません。

因みに、交流戦では敵地の試合は2試合しかないので、それくらい当たり前と思うかもしれませんが、セ・リーグの他の5球団は全て、少なくとも1チームに対して敵地で1勝1分け以上の成績を残しています。
セ・リーグがあれだけ惨敗したにも関わらず。


どうしてこんなことになったのかは本論とは無関係ですので無視します。
問題はこの先の日程です。

残り12試合の内訳を見てみると、阪神3試合、ヤクルト5試合、広島3試合、横浜1試合となっています。
この内中日が負け越しているのはヤクルトだけで、広島・横浜には大きく勝ち越しているので、一見7勝くらいは十分いけそうに見えます。

しかし、ナゴヤドームでの試合は僅かに4試合しかありません。
この先今までと同じ勝率で推移すれば(ナゴヤドーム以外での勝率.369)、12試合で6勝しか出来ないことになります。
となると貯金は増えないので、現在1.5ゲーム差の阪神が今の勝率.557のまま19試合を戦ったとしても、10.6勝8.4負で1ゲーム詰まり0.5ゲーム差に逼迫します。
つまりこの勝敗の端数部分が勝ちに振れれば追いつく計算になります。

ただし中日にとって幸いなのは4試合の本拠地試合の内、3試合が阪神戦なことです。
例に洩れずナゴヤドームでは8勝1敗と阪神を圧倒しているので、3連勝も十分考えられます。


とまあ色々と数字をこねくり回してきましたが、シーズン最終盤が今まで通りの数字で推移するとも思えないので、最終戦で2チームが同率首位になる、なんて面白いことは起きないでしょう。

因みに中日と阪神が同率の場合は、この先どう転ぼうが中日が上位となります。
この辺りは1ゲームプレーオフがあるといいなぁと思う所です。
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