ツクールVX製のフリー短編連載RPGを公開しています。 現在Ⅱ章まで公開中。
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皆さん今日は、Alhenaです。
長らくご無沙汰してしまって申し訳ありません。
All Starが近づいてきましたね。
先日MLBでは最後の中間発表があったのですが、残念ながらKCからは、地元開催補正も遠く及ばず、ファン投票による選出は望むべくもありません。
まあ、All Starに相応しい成績を残している選手がいないので仕方ないですね。
SFに移籍したMelky Cabreraが、MILのRyan Braunと激しくNL外野手3位の枠を争っているので、そちらを応援することにしましょう。
そんな4月の連敗以降特に上がりもせず下がりもせず、連敗するとなぜかその直後に同じだけ連勝するKCですが、一つ嬉しいニュースがありました。
オフに長期契約を結ぶも、STで一本のヒットも打たないままDL入りしてしまった正捕手(予定)PerezがMLBに戻ってきました。
まだ4試合にしか出ていませんが、打率.313、長打率.563という数字は、AL捕手のAll Star Balloting上位に名前が並んでもおかしくない成績です。
今後もこの数字を維持してほしいものです。
Perezに続いてCainやGetzも順調に怪我から回復に向かっているようで、少なくとも野手に関してはベストの布陣が整いつつあります。
投手陣も、クローザーに収まったBroxtonがまさかのキャリアハイペースで、数字は悪くとも何となく引き締まったものになっている印象があります。
となると、ここから先の巻き返しにも期待がかかります。
というのも、KCは現在5つの負け越しを背負っているのですが、中地区首位のCWSも勝ち越しは6個に過ぎず、中地区4位にも拘らず首位とは5.5ゲームしか離れていないのです。
まだまだ諦めるゲーム差ではありませんので、今年のフラッグディールでは売り手に回ることの無いように、更に勝利を積み重ねてほしいところです。
長らくご無沙汰してしまって申し訳ありません。
All Starが近づいてきましたね。
先日MLBでは最後の中間発表があったのですが、残念ながらKCからは、地元開催補正も遠く及ばず、ファン投票による選出は望むべくもありません。
まあ、All Starに相応しい成績を残している選手がいないので仕方ないですね。
SFに移籍したMelky Cabreraが、MILのRyan Braunと激しくNL外野手3位の枠を争っているので、そちらを応援することにしましょう。
そんな4月の連敗以降特に上がりもせず下がりもせず、連敗するとなぜかその直後に同じだけ連勝するKCですが、一つ嬉しいニュースがありました。
オフに長期契約を結ぶも、STで一本のヒットも打たないままDL入りしてしまった正捕手(予定)PerezがMLBに戻ってきました。
まだ4試合にしか出ていませんが、打率.313、長打率.563という数字は、AL捕手のAll Star Balloting上位に名前が並んでもおかしくない成績です。
今後もこの数字を維持してほしいものです。
Perezに続いてCainやGetzも順調に怪我から回復に向かっているようで、少なくとも野手に関してはベストの布陣が整いつつあります。
投手陣も、クローザーに収まったBroxtonがまさかのキャリアハイペースで、数字は悪くとも何となく引き締まったものになっている印象があります。
となると、ここから先の巻き返しにも期待がかかります。
というのも、KCは現在5つの負け越しを背負っているのですが、中地区首位のCWSも勝ち越しは6個に過ぎず、中地区4位にも拘らず首位とは5.5ゲームしか離れていないのです。
まだまだ諦めるゲーム差ではありませんので、今年のフラッグディールでは売り手に回ることの無いように、更に勝利を積み重ねてほしいところです。
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皆さん今日は、Alhenaです。
日々高くなる気温に恨めしさを募らせる毎日が続いています。
先日MLBのドラフト会議が行われました。
労使協定の改定で今年から契約金の総額に上限が設けられることとなり、実力はあっても契約金が高騰しそうな選手が指名を見送られるケースが散見されましたね。
とはいえ上位では8位まで滑り落ちたAppelを除けば順当な指名で、KCは右投手のKyle Zimmerを指名しました。
指名を聞いた瞬間の彼の反応が印象的でしたね。
KC自体に特別な思い入れがあったわけではないのでしょうが、指名されたことにあれだけ喜び、指名から数十秒後にはKCのキャップを被っている姿には非常に好感が持てます。
そのZimmerとは既に契約も済ませた模様です。
昨年は期限ぎりぎりまで契約がまとまらずにやきもきしましたが、こういった点からも彼のMLBへの真摯な態度が伝わってくるようです。
その後KCは2順目3順目でも投手を指名しました。
今年は野手陣も成績を残しているとは言い難いですが、それでも先発陣が最大のネックであることは変わりありません。
長らくエース級の素材は育てられていませんが、彼らにはその才能を十全に発揮してもらいたいものです。
日々高くなる気温に恨めしさを募らせる毎日が続いています。
先日MLBのドラフト会議が行われました。
労使協定の改定で今年から契約金の総額に上限が設けられることとなり、実力はあっても契約金が高騰しそうな選手が指名を見送られるケースが散見されましたね。
とはいえ上位では8位まで滑り落ちたAppelを除けば順当な指名で、KCは右投手のKyle Zimmerを指名しました。
指名を聞いた瞬間の彼の反応が印象的でしたね。
KC自体に特別な思い入れがあったわけではないのでしょうが、指名されたことにあれだけ喜び、指名から数十秒後にはKCのキャップを被っている姿には非常に好感が持てます。
そのZimmerとは既に契約も済ませた模様です。
昨年は期限ぎりぎりまで契約がまとまらずにやきもきしましたが、こういった点からも彼のMLBへの真摯な態度が伝わってくるようです。
その後KCは2順目3順目でも投手を指名しました。
今年は野手陣も成績を残しているとは言い難いですが、それでも先発陣が最大のネックであることは変わりありません。
長らくエース級の素材は育てられていませんが、彼らにはその才能を十全に発揮してもらいたいものです。
皆さん今日は、Alhenaです。
躑躅の季節も終わりを告げ、普通に歩いているだけでも汗ばむような季節になって来ましたね。
暑さは好きではありませんが、朝起きると既に明るいというのは中々気分が良いものです。
朝は気分が良くても、MLBの試合結果が出揃う頃になるとそれを維持できない日が多いのが残念です。
今季のKCも、昨季から大した進歩はなく、ヒット数の割に得点が入らず、全く安定感の無い先発陣が先制乃至は逆転を許すと言う展開が目立ちます。
先発の投球回数がAL最小だったり、チーム打率は5位でも得点は12位だったりと、進歩はおろか酷くなっている気さえします。
SanchezとCabreraのトレードも、今の所大失敗に終わっています。
野手を出して先発を取ると言う動きそのものは良かったと思うのですが、当初懸念していた通り、落ち目の選手はそのまま落ちて、上がり目の選手は更に上がるという結果になっています。
・・・・・・まさかCabreraがここまで覚醒するとは思ってませんでしたが。
しかし今年のMLBは、ALもNLも何時にも増して東地区が強いですね。
10チーム中勝率五割を割っているのはBOSだけで、それでさえ一つしか負け越してないという状況です。
地区全体では各チーム46試合前後で実に59もの勝ち越し、半分ほどは同地区との対戦であることも考えると凄まじい勢いです。
MIAは本拠地移転が見事に嵌った感じですが、BALには一体何があったのでしょうか。
まあ、そんなことが起こり得るということは、弱いチームの希望になりますね。
躑躅の季節も終わりを告げ、普通に歩いているだけでも汗ばむような季節になって来ましたね。
暑さは好きではありませんが、朝起きると既に明るいというのは中々気分が良いものです。
朝は気分が良くても、MLBの試合結果が出揃う頃になるとそれを維持できない日が多いのが残念です。
今季のKCも、昨季から大した進歩はなく、ヒット数の割に得点が入らず、全く安定感の無い先発陣が先制乃至は逆転を許すと言う展開が目立ちます。
先発の投球回数がAL最小だったり、チーム打率は5位でも得点は12位だったりと、進歩はおろか酷くなっている気さえします。
SanchezとCabreraのトレードも、今の所大失敗に終わっています。
野手を出して先発を取ると言う動きそのものは良かったと思うのですが、当初懸念していた通り、落ち目の選手はそのまま落ちて、上がり目の選手は更に上がるという結果になっています。
・・・・・・まさかCabreraがここまで覚醒するとは思ってませんでしたが。
しかし今年のMLBは、ALもNLも何時にも増して東地区が強いですね。
10チーム中勝率五割を割っているのはBOSだけで、それでさえ一つしか負け越してないという状況です。
地区全体では各チーム46試合前後で実に59もの勝ち越し、半分ほどは同地区との対戦であることも考えると凄まじい勢いです。
MIAは本拠地移転が見事に嵌った感じですが、BALには一体何があったのでしょうか。
まあ、そんなことが起こり得るということは、弱いチームの希望になりますね。
皆さん今日は、Alhenaです。
気が付けば前回の投稿から3週間が経過・・・・・・何時の間にそんなに時間が経ったのでしょう。
地球が1.5倍速で回っていたのではないかと思うほどです。
どうもまだ春休み気分が抜け切ってないようですね。
先日大学に併設されている資料館を初めて訪れてみました。
計算機の歴史を実物と共に紹介している常設展と、日食についてのあれこれを纏めた特設展があったのですが、入館料が無料だったにも拘らず、今まで2年間一度も足を運ばなかったことを深く恥じ入る程の素晴らしい展示でした。
これからは、少なくとも特設展がある度に一度位は足を運ぼうと思います。
そんな展示を眺めていたら、何処かの博物館にでも行きたくなってきました。
昔は頻繁に上野の科学博物館に通ったものですが、学年が上がるにつれて徐々に足が遠のいてしまっています。
そういえば科学技術館や科学未来館も久しく行ってないですね。
折を見て近い内に機会を作ることにしましょう。
気が付けば前回の投稿から3週間が経過・・・・・・何時の間にそんなに時間が経ったのでしょう。
地球が1.5倍速で回っていたのではないかと思うほどです。
どうもまだ春休み気分が抜け切ってないようですね。
先日大学に併設されている資料館を初めて訪れてみました。
計算機の歴史を実物と共に紹介している常設展と、日食についてのあれこれを纏めた特設展があったのですが、入館料が無料だったにも拘らず、今まで2年間一度も足を運ばなかったことを深く恥じ入る程の素晴らしい展示でした。
これからは、少なくとも特設展がある度に一度位は足を運ぼうと思います。
そんな展示を眺めていたら、何処かの博物館にでも行きたくなってきました。
昔は頻繁に上野の科学博物館に通ったものですが、学年が上がるにつれて徐々に足が遠のいてしまっています。
そういえば科学技術館や科学未来館も久しく行ってないですね。
折を見て近い内に機会を作ることにしましょう。
皆さん今日は、Alhenaです。
二週間にも及ぶKCの連敗が漸く止まり、私にもブログを更新する意欲が湧いてきました。
明日からは、KCが十二連敗もしたにも関わらず、目下AL中地区同率四位のMINとの三連戦です。
ここで一気に調子を上げていきたいものです。
先日、NPB選手会が統一球についての見直しを要求したそうですね。
正直それよりも先にWBCへの態度をはっきりさせて欲しいのですが、まあ統一球の是非も重要な事項です。
昨シーズンから導入された統一球は、本塁打数を激減させるなど、主に野手の成績を大きく落とす結果となりました。
その影響が当初の想定をはるかに超えて大きかった為に、このような要請が出てきたのでしょう。
統一球には私も幾つか思う所があります。
先ず、点が入らな過ぎて試合がつまらない、というもの。
セ・リーグは今季から予告先発制度を導入して、減少した観客動員に歯止めをかけようとしていますが、今の所全くの無駄に終わっています(一試合平均の観客数は昨年よりも更に減少)。
原因は明らかでしょう。
安くはない入場料を払って、球場まで足を運ぶほどの魅力が感じられない―――要はつまらないからです。
野球は7対8が一番面白い、という言葉があります。
玄人はロースコアの投手戦を好む、なんて話も聞きますが、それも少しでも気を抜けば平気で2,3点入ってしまうという緊迫感があってこそです。
大したことの無い球相手に凡打を繰り返す様が面白い訳がありません。
現状のNPBは、ゲームバランスが崩れていると言わざるを得ないでしょう。
万歩譲って、今後打者が成長・適応していくかもしれないという期待に賭けて、このことには目を瞑ることにしましょう。
しかし、それでは次の点はどうでしょうか。
統一球導入の目的とは、今まで各球団でばらばらだったボールを統一すると共に、国際試合で使用するボールに近づける、というものでした。
さて、この目的、本当に果たせているのでしょうか?
統一球元年を過ごした投手の内、三人が今年MLBへ移籍しました。
皆さんもご存じのように、ダルビッシュ、岩隈、和田の三人です。
彼らはMLBで使われる球に大きな違和感なく適応できましたか?
また、昨年までにMLBへ移籍した投手で、NPB時代から成績を落とした選手は沢山います。
勿論球以外の要因もあるでしょうが、もし本当に統一球を国際球に近付けていたのなら、投手にもその影響は色濃く表れなければなりません。
全体として投手有利の傾向は出るかもしれませんが、ここまで一方的なものにはならない筈でしょう。
そもそも統一球の仕様に対しても疑問があります。
統一球が従来の球と違う点は、反発係数を抑えたことと縫い目の高さや幅を変えたことです。
かつての日本の球が国際球に比べてよく飛ぶと言うのは周知の事実ですが、果たしてそれは反発係数に全面的に起因することなのでしょうか。
MLBへ行った投手の話を聞くと、球が一回り大きいという話をよくされます。
野球規則に定められた球の大きさには幅があるので、その中で日本の球は下限に近く、MLBの球は上限に近いようです。
球が大きくなれば、恐らく手の小さな選手に与える影響は大きいでしょう。
幅があるのは大きさだけではありません。
大きくなれば、その分当然重くなります。
重くなれば、その分当然飛ばなくなります。
飛距離減少の要因としては、私にはこちらの理由の方が大きいように思われるのです。
実際に計算してみましょう。
野球規則に因れば、球の重さは5.0~5.25オンスにすることが定められています。
上限と下限の値を取れば、重い球は軽い球に比べて5%重いことになります。
では、仮に3%球が重くなったとします。
打った時に同じエネルギーを持っているとすると、エネルギー保存則より速度は約1.5%減少します。
空気抵抗その他を無視すれば、滞空時間が同じだけ減少し、飛距離成分の速度も同じだけ減少するので、結局それらを乗じて飛距離は約3%減少します。
ミズノ社の告知に因れば、従来球が110.4m飛んだ時に、統一球では109.4mになるとのことでした。
昨季の試合を見る限りもっと落ちているようにも感じますが、私の計算も机上のものなのでこの値と比較してみると、明らかに重さの影響の方が強いことが伺えます。
空気抵抗は速度に比例して大きくなるので、実際にはもう少し減少幅は小さくなるかもしれませんが、それでも1mと3.2mの差は歴然です。
飛距離を反発係数で抑えようとすること自体に無理があるのだと思います。
大きさ、重さを統一することで、更に野球がつまらなくなる可能性もあります。
しかし、そうして出来た球は確実に国際球に近づいていると言えるでしょうし、そうであれば少しは納得のしようもあります。
ですが、現状の統一球では、その大義名分も果たせず、徒に野球を変質させただけの存在です。
元に戻すにしても国際球に近づけるにしても、中途半端な対応はしないで欲しいものです。
二週間にも及ぶKCの連敗が漸く止まり、私にもブログを更新する意欲が湧いてきました。
明日からは、KCが十二連敗もしたにも関わらず、目下AL中地区同率四位のMINとの三連戦です。
ここで一気に調子を上げていきたいものです。
先日、NPB選手会が統一球についての見直しを要求したそうですね。
正直それよりも先にWBCへの態度をはっきりさせて欲しいのですが、まあ統一球の是非も重要な事項です。
昨シーズンから導入された統一球は、本塁打数を激減させるなど、主に野手の成績を大きく落とす結果となりました。
その影響が当初の想定をはるかに超えて大きかった為に、このような要請が出てきたのでしょう。
統一球には私も幾つか思う所があります。
先ず、点が入らな過ぎて試合がつまらない、というもの。
セ・リーグは今季から予告先発制度を導入して、減少した観客動員に歯止めをかけようとしていますが、今の所全くの無駄に終わっています(一試合平均の観客数は昨年よりも更に減少)。
原因は明らかでしょう。
安くはない入場料を払って、球場まで足を運ぶほどの魅力が感じられない―――要はつまらないからです。
野球は7対8が一番面白い、という言葉があります。
玄人はロースコアの投手戦を好む、なんて話も聞きますが、それも少しでも気を抜けば平気で2,3点入ってしまうという緊迫感があってこそです。
大したことの無い球相手に凡打を繰り返す様が面白い訳がありません。
現状のNPBは、ゲームバランスが崩れていると言わざるを得ないでしょう。
万歩譲って、今後打者が成長・適応していくかもしれないという期待に賭けて、このことには目を瞑ることにしましょう。
しかし、それでは次の点はどうでしょうか。
統一球導入の目的とは、今まで各球団でばらばらだったボールを統一すると共に、国際試合で使用するボールに近づける、というものでした。
さて、この目的、本当に果たせているのでしょうか?
統一球元年を過ごした投手の内、三人が今年MLBへ移籍しました。
皆さんもご存じのように、ダルビッシュ、岩隈、和田の三人です。
彼らはMLBで使われる球に大きな違和感なく適応できましたか?
また、昨年までにMLBへ移籍した投手で、NPB時代から成績を落とした選手は沢山います。
勿論球以外の要因もあるでしょうが、もし本当に統一球を国際球に近付けていたのなら、投手にもその影響は色濃く表れなければなりません。
全体として投手有利の傾向は出るかもしれませんが、ここまで一方的なものにはならない筈でしょう。
そもそも統一球の仕様に対しても疑問があります。
統一球が従来の球と違う点は、反発係数を抑えたことと縫い目の高さや幅を変えたことです。
かつての日本の球が国際球に比べてよく飛ぶと言うのは周知の事実ですが、果たしてそれは反発係数に全面的に起因することなのでしょうか。
MLBへ行った投手の話を聞くと、球が一回り大きいという話をよくされます。
野球規則に定められた球の大きさには幅があるので、その中で日本の球は下限に近く、MLBの球は上限に近いようです。
球が大きくなれば、恐らく手の小さな選手に与える影響は大きいでしょう。
幅があるのは大きさだけではありません。
大きくなれば、その分当然重くなります。
重くなれば、その分当然飛ばなくなります。
飛距離減少の要因としては、私にはこちらの理由の方が大きいように思われるのです。
実際に計算してみましょう。
野球規則に因れば、球の重さは5.0~5.25オンスにすることが定められています。
上限と下限の値を取れば、重い球は軽い球に比べて5%重いことになります。
では、仮に3%球が重くなったとします。
打った時に同じエネルギーを持っているとすると、エネルギー保存則より速度は約1.5%減少します。
空気抵抗その他を無視すれば、滞空時間が同じだけ減少し、飛距離成分の速度も同じだけ減少するので、結局それらを乗じて飛距離は約3%減少します。
ミズノ社の告知に因れば、従来球が110.4m飛んだ時に、統一球では109.4mになるとのことでした。
昨季の試合を見る限りもっと落ちているようにも感じますが、私の計算も机上のものなのでこの値と比較してみると、明らかに重さの影響の方が強いことが伺えます。
空気抵抗は速度に比例して大きくなるので、実際にはもう少し減少幅は小さくなるかもしれませんが、それでも1mと3.2mの差は歴然です。
飛距離を反発係数で抑えようとすること自体に無理があるのだと思います。
大きさ、重さを統一することで、更に野球がつまらなくなる可能性もあります。
しかし、そうして出来た球は確実に国際球に近づいていると言えるでしょうし、そうであれば少しは納得のしようもあります。
ですが、現状の統一球では、その大義名分も果たせず、徒に野球を変質させただけの存在です。
元に戻すにしても国際球に近づけるにしても、中途半端な対応はしないで欲しいものです。